巨体激突!山古志闘牛大会に行ってきました/山古志


2023年09月29日 3313ビュー

巨体激突!山古志闘牛大会に行ってきました/山古志

皆さんこんにちは!今回は、勇壮な格闘シーンに大歓声が上がる、山古志の牛の角突きをご紹介します。山古志の「牛の角突き」の歴史は古く、一説には千年とも言われています。その由来、起源などについては記録的資料がないため定かではありませんが、徳川時代の文豪、滝川馬琴著の「南総里見八犬伝」にその歴史の息吹を見ることができる内容が掲載されています。山古志の暮らしは人々と牛が深く結びついており、棚田農耕や運送に大きな役目を担う牛の飼養を伝える江戸時代の記録が残されています。
千年の歴史を受け継いだ郷土の誇り、角を突き合わせ激しくせめぎ合う二頭の牛、手に汗握る勇壮な戦いをすぐ目の前で見ることのできる山古志へ行ってきました。普段の生活にはない、牛の角がぶつかり合うコツコツという音や大きな牛の鼻息など、五感で体験できますよ。


 

山古志闘牛場へ

長岡駅から山古志闘牛場までは車で約30分。バスのお客様は、長岡駅東口から山古志闘牛場ゆき有料シャトルバスが出ています。車でどんどん山を登っていったところに闘牛場があり、お天気が良ければ、闘牛場までの景色も楽しむことができますよ。
山古志闘牛場ゆき有料シャトルバス

山古志闘牛場ゆき有料シャトルバス

【往路】長岡駅東口8番線 11:20発→山古志闘牛場 12:00着
【復路】山古志闘牛場 取組終了次第発→蓬平温泉→長岡駅東口
※お問い合わせは 越後交通㈱東長岡営業所 TEL:0258-35-3281

闘牛場へ到着

闘牛場に到着しました!チケットを買い、坂道を登ると闘牛場が見えてきて気分が盛り上がります。闘牛場の脇では、本日出場予定の牛たちがスタンバイしています。カレーや焼きそば、牛串などの販売もしており、お客さんで賑わっていました~
取組前に闘牛と記念撮影ができます。
チケットと取組み表です。どの牛も思いのこもった名前が付けられていて、とても大切にされていることがよくわかります。
牛串、カレーの販売テントです。
山古志角突き女子部のグッズはおしゃれで人気です。
牛の角突きに詳しくない人でも全く問題ありません。取組みの度に、今、牛がどんな状態なのか、何年目の牛なのか、まるで牛と会話ができるかのような勢子の説明にも是非ご注目ください。

いよいよ牛の角突きが始まります!

勝負は全部で13番。若い牛の勝負から始まり、回が進むにつれベテランの牛が登場します。鼻縄(はなぎ)をつけて場内を左回りに一周し、勝負が始まると鼻縄を外します。荒い鼻息で牛同士が角を突き合わせ、角と角のぶつかり合う音がコツコツと会場に響き渡ります。大きな体で激しく動き回り、ぶつかり合うたびに会場から歓声が上がります。
両牛の闘争を見極め、勢子が息を合わせてお互い相手方の牛の足に網掛けをし、引き分けにします。牛の角突きの最大の特徴は引き分けを原則としている点です。これは、家族の一員として大切に飼育している牛を勝敗が決するまで闘わせることにより、大きなダメージを負う前に引き分けにし、牛を傷つけることを極力避けるようにしているからです。
 
勝負が終わり退場のときには、牛持ちの親子3代、おじいちゃん、お父さん、孫の3人で会場を一周している姿がとても微笑ましかったです。

また来てくださいね~

15時30分頃に終了します。山古志の景色を眺めながら、ゆっくり坂道を下りましょう。帰りの車の渋滞はほとんどありません。事故のないように気を付けてお帰りくださいね。また闘牛場で会いましょう!

山古志闘牛場について

山古志闘牛場について

〔令和5年開催日〕
10月22日(日曜日)・11月3日(祝金曜日)
受付開始 10時から  取組開始 13時から

〔入場料〕
お一人様(高校生以上)…2,500円(税込)

〔闘牛大会回覧の注意事項〕
※運動靴など、動きやすい靴でお越しください。
※会場内では、牛串焼き、焼きそば他軽食程度のものを販売しております。

〔交通案内〕
JR/上越線長岡駅下車、車で長岡駅から30分
  小千谷駅下車、車で小千谷駅から20分
車/小千谷I.Cから約30分、長岡I.Cから約50分
  長岡越路スマートI.Cから約25分

〔お問い合わせ先〕
山古志闘牛会 TEL:0258-59-3933